1.凍霜害による農作物被害対策について
4月中旬以降、県内では、各地で強い寒気の影響による凍霜害により、各地域でりんご、梨、柿をはじめとした果樹、野菜を中心とした農作物に甚大な凍霜害が発生しており、県の公表による5月31日現在の被害額は4月末の調査時の2倍の35億6千万円余に達し、過去30年間で3番目の記録的な被害となっています。
そこで、凍霜害による農作物被害対策に関して農政部長へ伺いたい。今回の県による被害対策予算において次にあげる点はどの様に対応されたか。
① 被害農作物の栽培管理について、継続してきめ細かな技術指導。
② 代作用苗、人工受粉のための花粉、燃焼用資材の確保等に要した経費について、農作物等災害緊急対策事業による助成措置。
③ 被害農家に対する低利融資を実現するため、利子助成事業を措置。
④ 被害農家が営農継続を断念することがないよう、経営継続に要する経費について助成措置。
⑤ 被害果実の流通及び販売に要する経費に対して、農作物等災害緊急対策事業による助成措置。
⑥ 果樹共済の加入促進を図るため、必要な措置。
⑦ 防霜フアン等の機材整備と燃焼剤等の購入への支援
⑧ 市田柿の皮むき機等に係る借入金の償還期間延長及び利子補給の拡充
⑨ 柿農家が農業経営を継続できる、所得補償共済制度の確立
2.航空宇宙産業振興について
航空宇宙産業は、成長戦略上のフロンティアの一つとして、成長が期待される有望産業として、注目されており、今回の6月補正予算による航空宇宙産業の育成強化支援事業には大いに期待するところである。
そこで、本県における航空宇宙産業の現状と今後の振興策について、商工労働部長へ伺いたい。
① 長野県における航空宇宙産業は、全国的にみてどのような状況に あるのか。
② 今回支援する特殊工程の地域内一貫生産体制の確立は、今後どのような波及効果が期待できるのか。
③ 航空宇宙産業の育成強化は、当該地域のみならず、全県的な取り組みへと拡大させていくことが必要と考えるが、いかがか。
3.風疹の感染拡大対策について
風疹の流行が1万人を超えました。感染拡大を食い止めようと自治体も予防接種費用を補助する動きが広まっている。しかし、自治体によって対応が異なり、流行を抑える効果までは期待できそうにない。
そこで、本県における風疹の感染状況と対策を保健福祉部長へ伺いたい。
① 風疹の県内での発生状況
② 県内自治体の風疹ワクチン接種の補助の状況はどの様であるか。
③ 県内で予防接種を呼びかける広報はどの様に行われているか。
④ 県内での予防接種の実施状況
⑤ 県民と接する機会が多い県職員、市町村職員の予防管理はどの様であるか。
⑥ 夏に流行のピークが予想されるが、ワクチン不足への対応はどの様であるか。